【私と他人を比べるのは、なぜいけないのか?】
「私」と「他人」
あなたも1度は、私以外の誰かと自分を比較したことがあるだろう。
その結果、
優越感に浸ったり、悲壮感を感じたりしたはずだ。
「比較してしまう」という人は多い。
「人と比較してしまうことがありますか?」
と10人に質問したところ、5〜6人は、「しています」と現在進行系答える。
2〜3人は、「しません」と答えるが、その人のSNSや言動を考えると
比較していないことは到底信じられない。
おそらく、表面で繕っていると容易に推測できる。
本当に、他人と自分を比較しない人というのは、1割〜2割の人だ。
なので、私たちは、80%の人が、「比較しちゃう」わけなんだが、
比較するのがなぜいけないのか?
今回は、他人と比べて落ち込んでしまう人向けに書いていこう。
その理由というのは
「比較する対象が、その分野で長けている人」だから。
私の経験談を話す。
高校時代に数学が大の苦手科目だったが、一所懸命に努力して勉強を頑張った。
その結果、200満点で150点を取ることができた。
平均が120点だったので、高得点だ。
しかし、ここで私は落ち込んでしまった。
それは、なぜか?
数学の得意で170点取っている人と比べてしまったから。
ここでのポイントは、「比較する人が、数学の分野で長けてる人」という点だ。
また、体育な苦手なクラスメイトは、
「俺なんて、全然ダメだよ・・・」と、体育で成績5しかとったことがない私と比較して、自分のことをダメだという。
また、最近では、好きな作家さんの本を読んだ時だ。
テーマが「語彙力」で、自分が聞いたことがない語彙ばかり使われており、
自分の語彙力の無さに落ち込んだ。
たくさん本を読んできたのに・・・・
しかし、作家のプロフィールを読んでみると、「比較対象は、大学時代に、1万冊読む、その後も本を読み続けている文筆家」だ。
比較して落ち込んでしまう真面目で不器用な方・・・
あなたの比較対象が間違っていると断言する。
あなたが比較している相手は、
・あなたが努力だと思って歯を食いしばっていることを、好きで楽しんでいる
・やめなさいと言われても、隠れてやっちゃう
という共通点がある。
そんな相手を、引っ張り出してきて
同じ土俵で、戦う?って、
あなたは自ら傷つけにいっているのかな?
比較は怖いんだ。
あなたが真面目すぎちゃうから。
落ち込んで大事な休日を過ごす・・・なんてこともあるだろう。
でも冷静になって考えて見よう。
SNSに投稿する写真、記事って、「キラキラ」「充実」が相場じゃない?
休日に、家でジャージを着て、干物オンナになっている姿を、SNSに投稿している人がどのくらいいるだろうか?
おそらく1割もいないだろう。
人生で輝いている瞬間を切り貼りした写真と
自分を比べる必要なんかないでしょ。
ただ、あなたが真面目すぎて、不器用で繊細で敏感なだけ。
人と比べるな、自分の人生を生きろ。
「あなたの人生を他人から見たら、すごく輝いている。」
その輝きを、「比較」にとって、濁らせるのは勿体無い。
さて、それでも他人と比較したいなら、ご自由に、存分に比較してほしい。