【蜘蛛の巣さえも美しい。そう読書をしていればね】
一人旅で、金沢の兼六園に行ったんだ。
その時に、「蜘蛛の巣」を見つけた。
普段なら、なんとも思わないか、もしくは
「うわっ」って思う。
しかし、兼六園で見た、ありがちな蜘蛛の巣は、今まで見た
蜘蛛の巣の中で、1番輝いて見えたんだ。
読書していなかったら、気づいてすらいなかったかもしれない。
読書をしていることで、
このような些細なことに「気づく」ことができる力が備わってくる。
私は、
今回の2泊3日の金沢の旅で
自分のことを「詩人」と思って、様々なものを詠ってきた。
周りにどう思われるとかどうでも良い。
自分が、「宮沢賢治」「松尾芭蕉」じゃないか?と勘違いするレベルである。
川の音を聞き、「おっ、音が変わった。きっと、自然が私に、何かを訴えているのかもしれない」や、岩にポタリと水が流れ落ちるのを見て
「岩が泣いている。そうか、岩も生きているんだな。お前も動きたいのか」など、詩人ぶっていた。
読書をしてきたから、こんなおかしなことも考えつく。
思考の幅ができるんだ。
どんなに些細なことでも、あなたの瞳には
美しく映る。
そう、あなたが読書をしていればね。